試す価値あり?傷口にはちみつを塗ると早く治るってホント?

子どもの頃、転んだ傷にはちみつを塗ってもらった記憶はありませんか?

私はよくおばあちゃんに言われて、塗ってもらってました(*^^*)

実は、この民間療法には科学的な根拠があったんです!!

あくまで民間療法なので、重篤な傷には医療機関を受信してくださいね!
オーストラリアなどではスタンダードな治療として蜂蜜の傷口への塗布が行われていますよ!!

目次

はちみつが傷口に良いとされる理由

抗菌・殺菌作用

①高い浸透圧

はちみつは約80%が糖分で、非常に高い浸透圧を持っています。この濃縮状態により、細菌の細胞内から水分を奪い、微生物が生存できない環境を作ります。

②酵素による過酸化水素の生成

ミツバチがはちみつを作る際に分泌する「グルコースオキシダーゼ」という酵素が、グルコースを酸化して過酸化水素を生成します。この過酸化酸素は強い酸化力を持ち、細菌を死滅させます。

③酸性環境

はちみつのPHは約4以下と酸性で、多くの細菌が成長するために必要な中性環境(PH7)とは大きく異なります。この酸性条件も細菌の増殖を抑制します。

抗炎症作用

①フラボノイド

抗酸化物質で、活性酸素を除去することで炎症を抑制する効果が期待できます。

②グルコン酸

有機酸の一種で、ビフィズス菌を増やす効果があるため、腸内環境を整えて免疫力を高めます。

細胞の活性化・再生促進

①栄養供給による細胞の活性化

はちみつは単なる甘味料ではなく、微量栄養素や酵素、アミノ酸、ビタミン・ミネラルを含む「天然の栄養パック」のような存在です。

これにより、傷ついた皮膚や組織の細胞代謝が高まり、修復スピードが早まります。

②抗酸化作用による細胞保護

はちみつにはポリフェノール類やフラボノイドなど、強力な抗酸化物質が含まれています。細胞の「酸化ストレス」を軽減し、健やかな細胞再生を促進します。

③再生に有利な環境

はちみつは弱酸性(pH3.2〜4.5)で、細菌が繁殖しにくいだけでなく、傷口に「湿潤環境(乾かない状態)」を保ちます。この点は、医療現場で使用される「ハイドロコロイド創傷ドレッシング」とも類似しています。

④ 線維芽細胞や角化細胞の増殖促進

一部の研究では、はちみつが線維芽細胞(創傷治癒に関与する皮膚細胞)角化細胞(表皮細胞)の増殖を直接的に促す効果が報告されています。

日本でも「メディカルグレードハニー(医療用はちみつ)」が創傷治療に使用されたりしていますよ!

はちみつを傷口に使う際の注意点と選び方

ラベルに「非加熱」「無添加」「純粋はちみつ」などの記載がある、『生はちみつ』または『マヌカハニー(UMF・MGO表記あり)』を選びましょう!!

使用方法

①手と傷口を清潔にする

石けんでしっかり手を洗い、傷口の汚れや異物を水で優しく洗い流します。

②はちみつを塗る

清潔な綿棒やスプーンで、少量のはちみつを薄く塗る。傷口全体を覆うように、厚すぎない程度に(1mmくらいでOK)。

③ガーゼや絆創膏で保護する

はちみつの上に滅菌ガーゼをそっとのせてカバーし、テープや包帯で固定する。

④1日1〜2回、はちみつを塗り直す

ガーゼが汚れた・しみた・取れたときは清潔に取り替える。新しいはちみつを塗って、再度ガーゼをのせて、テープや包帯で固定しましょう。

まとめ

身近な自然の力で傷が癒えるって、なんだかほっとしますね。

応急処置の選択肢として、覚えておくと役立つと思います!!

ぜひ一度、家庭にある「はちみつ」の力を試してみてくださいね!

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