「腐らない」って本当?蜂蜜の正しい保存方法と賞味期限

健康に良くて、料理にも使える万能なはちみつ。

今日は、はちみつの特性について知ろうと思います(*^^*)

目次

はちみつは腐らない??

はちみつは、その驚くべき特性から「天然の保存食」とも呼ばれています

正しく保存していれば、基本腐ることはありません。

はちみつが腐りにくい理由は、主に以下の3つの特性によるものです。

  • 高い糖度と低い水分活性: 蜂蜜は糖分が約80%と非常に高く、水分含有量は20%以下と非常に低いです。この「水分活性」が低い状態では、細菌やカビなどの微生物が活動するために必要な水分が不足するため、繁殖することができません。
  • 強い抗菌作用: はちみつには、ミツバチが生成する「グルコースオキシダーゼ」という酵素が含まれています。この酵素は、微量の過酸化水素を生成し、これが強い抗菌作用を発揮します。
  • 弱酸性: はちみつはpH3〜4程度の弱酸性です。多くの微生物は酸性の環境では活動しにくいため、これも腐敗を防ぐ要因となります。

これらの特性は純粋な天然はちみつに当てはまります。水あめや加糖などの添加物が加えられている「加糖はちみつ」は、水分量や糖度が異なるため、長期保存には向かず、腐敗する可能性があるので注意です。

これらの観点から、保存食として我が家では重宝しています。

スティックタイプのはちみつもあるので、これだと重さもないので非常用のリュックに入れています。

でも買ってくるはちみつには賞味期限が書いてあるけど・・・

純粋な天然はちみつは、上記の理由から基本的に腐りません。しかし、日本の食品衛生法により、すべての加工食品には賞味期限または消費期限の表示が義務付けられているため、はちみつにも賞味期限が設定されています。

はちみつに記載されている賞味期限は、「未開封の状態で、表示されている保存方法に従って保存した場合に、品質が十分に保たれる期限」であり、「この期限を過ぎたら食べられなくなる」というものではありません。風味や香りを最大限に楽しめる期間の目安と考えると良いでしょう。

メーカーや種類によって異なりますが、一般的に製造から1〜3年程度が設定されています。

未開封の純粋な天然はちみつであれば、賞味期限を過ぎても食べられることが多いです。

極端な話、適切に保存されていれば何十年も前のはちみつでも食べられると言われています。ただし、時間が経つと香りや風味が少しずつ変化したり、色が濃くなったりすることがあるので注意です。

保存方法

はちみつを長持ちさせる最適な保管場所・容器があります。

  • 最適な保存場所:直射日光の当たらない涼しい常温(15〜25℃程度)での保存が基本です。キッチンの戸棚やパントリーなどが適しています。
  • 最適な容器:密閉容器。匂い移りが少なく、衛生的であるため、ガラス製の容器が最も推奨されます。
  • 使うスプーン:はちみつを使う際は、必ず乾いた清潔なスプーンを使用しましょう。濡れたスプーンや食べかすが付いたスプーンを容器の中に戻すと、水分や雑菌が混入し、品質劣化やカビの原因となります。金属製のスプーンは、はちみつの酸によって微量に金属が溶け出す可能性があるので、木製や陶器製、ステンレス製がおすすめです。

冷蔵庫での保存は、気温が低いとはちみつが結晶化し使いにくくなるので推奨されません。

結晶化しても品質に問題はありませんが、固くて使いにくくなります。

結晶化は品質劣化じゃない!はちみつの特性を理解しよう

結晶化とは、はちみつが白く固まる現象を「結晶化」と呼びます。これは蜂蜜に含まれるブドウ糖が結晶になる自然な現象で、主に15℃以下の低温で起こりやすいです。品質には全く問題ありません。

結晶化の戻し方

STEP
鍋に蜂蜜の容器ごと入れ、容器の半分くらいまで水を張ります。
STEP
蓋は開けたまま、弱火でゆっくりと温めます。
STEP
お湯の温度は40〜60℃目安にしましょう。高温すぎると、蜂蜜の香りや風味が損なわれたり、熱に弱い酵素や栄養素が壊れてしまう可能性があります。
STEP
完全に結晶が溶けるまで、ゆっくりとかき混ぜながら温めます。途中で火を止めて余熱で溶かすのも良いでしょう。

まとめ

  • 正しく保存していればはちみつは腐ることがなく、最高の非常食。
  • 結晶化は自然なことで味の劣化はない。

以上、はちみつの特性を知り楽しいはちみつライフを送りましょう(*^^*)

ここまで読んでくださってありがとうございました!!

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